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AAJ の提言 (日本美術アカデミーからの提言)

アートな仲間たちへ(アート会員募集)

このメッセージは、千五百万人いると言われている美術大国・日本の美術愛好家「アー
トな仲間達」に向けたメッセージです。また、「アートな仲間達」を支援する企業へのメッ
セージでもあります。

江戸から明治に変わった時代の転換期に切り捨てられ、またその狭間で消えていった
日本の絵画、仏像、陶器をなんとか少しずつでも里帰りさせたいと私達は考えています。
不当に評価の低い日本の美術品、海外では持ちあぐねている人達もいるはずなので、
少しでも折衝を重ねて里帰りをさせたいと考えております。

激しく変わる時代様相にあっては、文化の伝承の難しさを感じるのですが、心ある
人達=アートな仲間たちが、手を結べばとても大きな波になると確信しているのです。

先ずは、150 年前まで息づき世界中から注目されていた かつての美しい江戸文化の
復活劇を進めることで、美しい日本が取り戻すことができると思っています。

私たちが認識していないのに、 アメリカの雑誌ライフには、この千年
の世紀(大世紀)の中で人類に影響を与えた百人の偉人に、日本では
「北斎」を唯一人取り上げました。

これは日本人にとって、驚くべきことなのです。
「北斎」は、コロンブス、エジソン、シュバイツアー、レオナルド・ダ・ヴィンチ、
ミケランジェロ、ラファエロ、などと並び評されています。
そして世界は、激動の19 世紀の画家として、「北斎」ただ一人を認めているのです。
印象派の巨匠たちは、誰もいません。18 世紀・19 世紀の偉大なアーティストとして
「北斎」一人を取り上げているのです。

日本人が、「北斎」についてどれだけのことを知っているのかと思うと
ちょっと寒い思いをしますね。

もっと「北斎」を学ばなければとも思います。

このことは、先にも述べた通り、文化の伝承の難しさの一つだと考えています。
油断をしていると大きな歴史の中に文化は埋没してしまいます。

19 世紀の絵画の世界を一変させた「北斎漫画」の絵手本を、西洋では高く評価してい
るのです。 人間の人体の動きを表現した絵手本であり、 森羅万象を描いてみせた
「北斎の画業」を讃えているのです。

日本人が、2020 年のオリンピック、パラリンピックに向けて何をすれ
ば良いのかを暗示している良い材料だと考えています。

バレリーナを描いて有名な印象派の大物ドガが、「北斎」は「絵師どころか陸地だ、
いや大陸だ、世界そのものだ」と愕くべき絶賛をしています。

このように日本人として知らないことが沢山ありますね。

日本の伝統美術や文化を世界に発信するとても良い機会だと思います。
「アートな仲間たち」として一緒に行動をともにしませんか。

また、そんな「アートな仲間たち」を日本の企業として支援してください。